多摩美術大学能楽ポスターワークショップ 2018
ワークショップ概要
特別企画第8弾 ≪観世能楽堂 + 多摩美術大学≫
能楽ポスター ワークショップ2018
能楽ポスター ワークショップ2018
観世能楽堂では毎年8月、多摩美術大学の学生の皆さんに「荒磯能」をご観劇いただき、それを題材に、ポスター作品を制作するワークショップを実施してきました。今年も引き続き、観世会ホームページをご覧の皆さまに本企画をお楽しみいただきます。
2011年からはじまった本企画。さて、これからご覧いただく今年の作品群は、皆さんにどのような思いを残してくれるのでしょうか。もし、作品をご覧になって、少しでも能楽に興味をもっていただけたら、この取り組みに参加した学生にとっても、大きな励みになる事でしょう。
あのポスターをみて、能楽に興味を抱いた――。能楽堂でそんな方に一人でも多く出会える事を、私たちも心待ちにしています。
多摩美術大学グラフィックデザイン学科3年「グラフィックデザインB-I」履修者25名は、
2018年8月9日に「観世会荒磯能」を鑑賞し、「能」がテーマのポスターを制作しました。
700年の伝統がある「能」の、精神と文化の美しさを考察すると共に、「舞」や「音楽」
という時間で表される物語性を、象徴的に視覚情報化して、1枚の紙[ポスター]に定着
させる、グラフィックデザインならではの表現力を発揮することのできる絶好の機会です。
現代の感性で取り組んだ「能」「観世会荒磯能」のポスター作品の一部を紹介いたします。
貴重な機会を与えてくださった観世会の皆様に、心よりお礼申し上げます。
木下勝弘(多摩美術大学教授)